'20 5月 映画/ドラマ/本/買い物の話

振り返ってみると、連休もあったためものすごく盛り沢山な一ヶ月でした。

また随分とぐだぐだと長くなりました。どうぞ。

 

 

映画

特に印象的だったもののみ。

ユリゴコロ


映画『ユリゴコロ』予告編

職場の人の口コミが良かったので見ました。ところどころ(グロテスクで)飛ばしましたが、吉高由里子が美しかったな…そして毎度のことながら松坂桃李の迫力がすごい。小説の方がもっと重いんでしょうか。普段はこの手のは怖くて見れませんが、気分が少々落ち込んでいる時に見て、少し回復することができました。何故だか、落ちているときは明るいものよりとことん重いものを見た方が救われるみたいです

 

ラブレター


Love Letter(プレビュー)

岩井俊二作品。だんだんと2人の「藤井樹」の過去が明かされていくところがあったかくて素敵でした。すっごい好き…だったんじゃん…と。北海道の寒そうな空気感もよい。繋がっているらしいラストレターもいつか観たいと思っています

 

横道世之介


映画『横道世之介』予告編

2時間40分という長さを感じさせない面白さだった。80年代の雰囲気もワクワクしてしまう。

好きなシーンがたくさんあって(7年前の綾野剛がとにかく毎回アッって言ってしまうほどかっこいいのですが)、そんな綾野さん演じる加藤がスイカを切るあの一連の流れがとても好き。世之介が自分が日射病で倒れるシーンを何度も(VHSを)巻き戻して加藤に見せたり、そのせいで「サンバのリズムが身体に染み込む」シュールなところとか。あと銭湯で世之介と倉持が話すところもやけにリアルで良かった。他にもたくさん面白いシーンがありました。

映画を見ていると部分的に後から思い出す好きなシーンや雰囲気があって、小説とはまた違うそんな感覚が好きです。何かをしている時にふと、あっあのシーン良かったんだよな…っていう。「怒り」のコンビニ袋で弁当の向きを延々直すシーンとか。全体的なストーリーが面白い映画も好きだけれど、一部分切り取ったところが印象的な映画もすごく好きです。

あと良い時間の使い方ができたなと思ったのは真夏の方程式」「マチネの終わりに」「グリーンブック」「シェフ」「フィッシュストーリー」など。

 

マチネの終わりには、100回ぐらい言っているけれど部屋のセットが特に好きで。

www.athome.co.jp

 薪野の部屋にとっても憧れます。パリの洋子さんのお部屋も良かったですね。

 

ドラマ

闇金ウシジマくん

このシリーズを見まくりました。シーズン3つ。そして映画も4本。

放送当時も名前だけ知っていたのですがこの時期に(戌亥目当てで)思い切って見始めたところ、あっという間に完走してしまいました。

正直想像より遥かにアングラでディープ、でも見るのをやめられないような感覚に陥り…。話の中心になるようなキャラクターが最終的に救われず落ちていく…みたいな話って久しぶりに見たな、という感じでした。特にシーズン3はかなりきつい。ここまで重い話だとは思わなかった。でも駄菓子屋のシーンはいつもにこにこしながら見ちゃう。あと映画版になるとキャストが毎度豪華すぎてハハハって笑ってました。

 

クレオパトラな女たち

これまた綾野さん目当てで見たドラマ。全体的には突っ込みどころが多かったのですが、主人公の佐藤隆太に片思いする役の綾野さん、とっっても良かった。工場写真が好きなキャラクターで、これきっかけで自分も色々落ち着いたら工場…見に行きたい…と思いました。

YU(綾野剛)がミネタ(佐藤隆太)に最終話で「愛するって、辛いだろ?」と声をかけるところ、最高に切なくて胸が掴まれる。

これも、「怒り」も「横道世之介」も、ゲイ役がよく回ってくる綾野さんですが毎度すごく良いんですよね。飄々として色々と割り切って生きている加藤(世之介)や黒崎クレオパトラも、怯えていて危うげな直人(怒り)も、全体的に少し陰が見えて、寂しそうでうつくしい。(あと移民二世の役の「楽園」も良かった)

なんというか、無限大の可能性がある同性同士の関係、個人的にとても興味があって、そういう演技がとても魅力的な俳優・綾野剛に惹かれているんだなってよく思います。

このあたりの感情がうまく言葉に表せなくっていつも困っているんですけども。単に「好き→恋愛関係」となりやすい男女の話よりも、ぐだぐだしたり葛藤があったり内に秘めたり爆発したり、など同性同士の関係により強い魅力を感じます。沸騰前でずっと温められて、でも火を消されたり、沸騰することがあったり吹きこぼれたりと。何言ってるのかよく分からないのですが。戸惑いとか、どこか不安なところですかね、キャロル君の名前で〜なども、そういう心が揺れている描写が好きです。

 

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このあたりを読みました。

やめるときも、すこやかなるときも窪美澄)は購入してからかなり寝かせておりました。ドラマを先に見ましたが結構原作に忠実だったんだなと。

猫を棄てるはあまり家族(というかご両親)のことを語らない村上さんが父親の話をされていて新鮮でした。読んで良かった。そもそも村上春樹関係の書籍で、読んでつまらなかったなと思うものが一つもないですね…

ちなみに河合先生との対談では「殺しが救いになる人もいる」というようなテーマがあって、あっユリゴコロ…とリンクしたりしました。

中村文則さんのものはこれから他の作品も読んでみようと思います。掏摸、良かったです

 

 

買い物

敦子スメ

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#敦子スメ なるものにハマり始めた5月でした。オーガニックコスメの人気PR福本敦子さんがオススメしているもののことです。

写真のものは全て敦子さんがオススメしているアイテムという訳ではないのですが、どこからか(多分前もシェアした大屋夏南さんとのコラボ動画きっかけで)敦子さんに興味が沸き、著作「今より全部良くなりたい」やインスタグラムを貪るように見てコスメキッチンにお金を落とす日々を送っていて、その結果(5月時点)です。

そもそも、アルジタル製品は前から少し使っていて、泥パックとハイジーンソープは何年もお世話になっているのですが、その安心感もあって「もっとオーガニックなものを揃えたい」な気持ちが湧いたのです。たぶん最近疲れることが多くて、露骨に「癒し」を求めていたみたいです。もともと敏感肌なのでケミカルなものよりは刺激が少ないものを選ぶようにはしていて、そこからなんとなく「アルジタルのクレイって気持ちよくて心も満たされるよな…」と思い出したわけです。

とは言ってもまだまだ(欠品中なものも多く)気になりだした程度のレベルですが、最近は

  • uka ケンザン(敦子さんを知る前に買いました)
  • PRODUCT ドライシャンプー
  • アルジタル ヴェジタルソープ(プロポリス)
  • ラ・カスタ ヘアマスク35

を新しく買いました。

まだ使い始めたばかりで感想はそこまで言えませんが、攻略したら(よく馴染んできたら)Twitterにでも残したいと思います。

あと「コンプレックスを特徴に」、って言葉が特に印象に残りました。この先何十年も共に生きていく(はずの)この身体、なるべく気分良く向き合っていきたいし、そのためのケアなんだなとこの期間によく考えるようになりました。

ちなみに最近だと吹き出物が長いこと治らず困っているのですが、それも焦らず向き合っていくしかないなと。

 


最新・リアル使いのお気に入り【ナチュラル・オーガニックコスメ】

敦子さん、同じものを使う使わないは置いておいて、穏やかで明るい話し方やオーラで、見ているだけで癒しや元気をもらう方です。

 

エコバッグ

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www.motteru.jp

最近小さめのエコバッグを買いました。一般的なサイズのエコバッグは持っていますが、ちょっとした時の買い物用に。これでもうリュックにぎゅうぎゅうに詰めることもなくなりそうで嬉しいです。

ちなみに、エコバッグによくある素材ではなくポリエステル、ということで 水には弱いでしょうし若干畳んだ後もスペースを取りますが、それでも手のひらサイズで、自分のニーズには合っているかなと思います。7月を待たず、外でもらうビニール袋はなるべく減らしたい気持ちです。

 

好きな人の好きなもの

少し前から俳優綾野剛さんが好きで、外見もだけれど人柄や演技にすごく惹かれて。私は誰かを好きになると「その人が好きなもの」を結構調べこんでしまうところがありまして、好きな本や映画、音楽を知るのって特にすごくワクワクします。しませんか?

今月読んだ「掏摸」も綾野さんが初めて読んで衝撃を受けた本、ということで買ってみて同じところを辿っているのか…とゾクゾクしたのですが、ある週のスピッツ草野さんのラジオでもすごくワクワクすることがありまして。

 

www.tfm.co.jp

(↑プレイリスト)

先日、スコットランドのバンド、ベルセバ特集をされたんです。

詳しいと言えるほど自分もベルセバについて知っているわけでは全くないのですが、特集をしてマサムネさんが1時間語るとは…と嬉しくなったのに加え、しょっぱな「Another Sunny Day」がかかった時。思わずきゃー!!!となりました。これ、留学中に気に入って毎日のように聴いていた曲なんです。透明感があって、明るくて、太陽の光が差しているイメージが湧く、素敵な曲。

こんなこと言うのも僭越ですが…でしかありませんが、あのマサムネさんが好きとおっしゃっていることに感動してしまって。いつもとは矢印の方向が違う(好きな人が好きというものを追っかけることが多い)ので身体を矢に撃ち抜かれた感じがしました。私も!それ!好きです!と。

 


Belle & Sebastian - "Perfect Couples (Extended Version)"

ほんとに詳しいわけではないのですが、ベルセバではこのMVが好きです

 

兎にも角にも、心から 嬉しいな、楽しいな、と思った瞬間でした。

 

 

結構5月は心身がくたびれてしまった月で、全てが嫌になるような日も多かったのですが色々なものに支えられました。

行くはずだったコンサート関連の返金やら何やらがあったり、疲労を言い訳にしたりでお金を少し雑に使ってしまいそうになることが多いのでそろそろ気を引き締めたいと思います…。

でも自分が心地よい、楽しいと思えることは積極的に行っていきたい。

 

長々と書きましたがお付き合いいただきありがとうございました。

 

www.tfm.co.jp

あっ、最後に今月の「村上RADIO」も良かったので、ラジオ内容の書き起こしもされているホームページをシェアさせてください。これからの作品に、今の状況がどのように反映されていくのか、気になるところです。

 

 

 

おしまい